復讐者に憐れみを【スポンサー広告】【映画感想】
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▲復讐者に憐れみを

2005/04/02  (土) 22:00| 映画感想編集

復讐は彼らに何を残したのか

復讐者に憐れみをお薦め度:.★★★★.
 『オールド・ボーイ』が腰抜けた作品なら「復讐者に憐れみを」は腰がぐずぐずと砕れるような作品です。

とても感想に困る作品でした。
「オールド・ボーイ」(以下OB)を観てパク監督の手腕に惚れた人でしたら観ても損はしないと思いますが、それ以外の人は薦められないかも。

非常に出来のよい作品だと思います。構成・演出・俳優の演技どれをとってもすばらしいです。それ故に、この作品の意図だと思われる「後味の悪さ」は強烈です。
この監督の俳優に対する要求の高さと、それに応える俳優陣の質の高さに感心しました。リュウは言葉の話せない青年ですし、ドンジンもほぼ全編に渡って独立独歩で行動する為に会話はありません。殆どの作品がセリフで話が進展していくのですが、この作品は映像と俳優の演技がストーリーを雄弁に物語る。

その意味でこの監督はグローバルだと思いました。映画に限らず様々な文芸作品が哀しいかな言葉の壁・そして翻訳することによる微妙な言葉の意味が失われていくのですが、この監督の作品はそれが非常に少ないと思います。

許される復讐(犯罪)とは何か?復讐に足る理由とは何か?どうしても復讐三部作というだけに「OB」とのリンクを考えてしまいます。「OB」で「岩であろうと砂粒であろうと水に沈むのは同じ」という言葉があります。この作品での復讐する理由は岩に匹敵するほどの、納得がいく理由です。

リュウもドンジンも愛する者を失った痛みを忘れる為に復讐に走ります。憑かれたように。
ドンジン(ソン・ガンホ)、リュウ(シン・ハジョン)どちらも素晴らしい演技を披露。特に私が魅了されたのはソン・ガンホ。前半が温厚な父親だけに、その後の変貌振りには驚かされます。特に、【リュウの姉の遺体解剖を欠伸をしながら眺めるシーンや、電気ショックを与え瀕死のユンミの前で食事を頬張る】シーンには寒気が走ります。愛する者への愛情というベクトルに向けられない感情は、彼自身から出ていながら彼自身の精神を病ませる。

私が猛烈に打ちのめされるのはそのラストです。
リュウに対する復讐を果たした後、ドンジンもまたユンミの死に対する復讐の刃に倒れます。復讐が復讐を生むのです。ドンジンはそのナイフで胸に留められた制裁書を必死に読もうとします、己に下された断罪の理由を知ろうとするように。
「【貴方は復讐の理由を知れば、己の死に納得がいくのか?】」と問いたくなるような鈍痛のような衝撃。映像はそこで暗転し、スタッフロールが流れます。【その間も、ドンジンのまるでつぶやきとも呪詛とも取れるような声が響きます。結局読むことが出来たのか、出来なかったのか、己に下された復讐の理由を理解したのかも明かされないままに。

日本公開日:2005/02/05 

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詳細情報は以下に。
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「復讐者に憐れみを」の「PICO*THEATRE」館内データページ


【スタッフ・キャスト・他情報】
【ストーリー】
リュウは自分の片方の腎臓を病気の姉に提供したいと願うが、検査の結果は不適合だった。
さらに、看病のために欠勤したことが響いて彼は工場から解雇されてしまう。退職金はわずか1千万ウォン(7千ドル)。その後も彼には災難が続く。臓器取引の闇市場の売人とかかわって彼の腎臓を盗まれたうえに、虎の子の1千万ドルも失う。そんな時、病院から姉の移植にドナーが現れたと知らされるが、もう金はない。すると、リュウの恋人ユンミは金持ちの子供を誘拐すればいいと言う。「正しい理由のための誘拐なら犯罪じゃないわ。」とささやいて。
【原作・ノベライズ】
復讐者に憐れみを
パク チャヌク イ ジェスン イ ムヨン イ ジョンヨン 李 康彦 竹書房



公式サイト:〔フランス公式サイト
原作:復讐者に憐れみを
パク チャヌク イ ジェスン イ ムヨン イ ジョンヨン 李 康彦 竹書房


原題:Boksuneun naui geot
監督:パク・チャヌク/
出演:ソン・ガンホ/シン・ハギュン/ペ・ドゥナ/イム・ジウン/ハン・ボベ/イ・デヨン/キ・ジュボン/キム・セドン/イ・ユンミ/リュ・スンボム/チ・デハン/ホ・ジョンス/

製作:イ・ジェスン/
脚本:パク・リダメ/イ・ジェスン/
撮影:キム・ビョンイル/
美術:調査中
音楽:調査中
衣装:調査中

日本公開日:2005/02/05
製作国:韓国/(2002/03/29)
時間:117分
製作年:2002
ジャンル:ドラマ/アクション/
製作/配給:シネカノン
備忘録:-

(2005,04,02)/(中・感想)

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「復讐者に憐れみを」★★★☆ソン・ガンホ、シン・ハギュン、ペ・ドゥナ主演少しだけ狂った歯車が何もかもを破滅的な方向に向かわせてしまう。もう誰にも止められない。もちろん善人ではないが、極悪人でもない、何かのきかっけで悪い方へ、悪い方へ...
* soramove * 2005/04/03(日) 00:27:55
 
 
 
 
 
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