善き人のためのソナタ【スポンサー広告】【映画感想】
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▲善き人のためのソナタ

2007/04/14  (土) 21:24| 映画感想編集

この曲を本気で聴いた者は、悪人になれない

善き人のためのソナタ スタンダード・エディション
お薦め度:★★★☆
なかなかよい作品でした。
東西ドイツ時代なんて比較的最近のお話のような気がしてならないのですが(年齢がばれそうだ)、こうして見るとずいぶん年月が経過したものだと思います。

タイトル「善き人のためのソナタ」からちょっと誤解しておりまして、別に盗聴している統制側の人間が、対象者が愛好するの「ソナタ」を聞いたことによって、管理社会から開放されたとか、音楽が自由な思想を象徴するものだったとか、そういった話ではありませんでした。
音楽にこだわりもないし特別なものであって欲しいとも思っていない、そう自分では認識していたのですが、ここ最近の映画の薀蓄からするとそれなりに音楽に愛着を持っているのかもしれません。

こうした(昔の)監視社会の裏事情を見ると国民の思想の一元化を目指すなどバカっぽいことをやってるなあと思えてなりません。が、思想の多様化とその延長にある反国家的思想はクーデターの第一歩として、国家転覆を恐れるとこうなってしまいがちなのでしょう。
しかし規制が厳しくなればなるほど統一化は難しく、どんどん心が国から離れていくのですから皮肉なものです。

全てがくすんだような色に覆われたヴィースラーの職場に比べて盗聴先ドライマンの自宅はさりげなくお洒落で美しく魅力に満ち溢れているように感じます。
とは言え、何かがキーとなって劇的に変化する、はっきりと思想に傾倒する、という印象は少なかったです。反体制に傾くと言うよりも人が人に接する時の礼節?もしくは最低限の礼儀?又はヒューマニズムというべきものに目覚めた感じでした。

ただ中盤ちょっと中だるみだったような…。記憶が薄いところがちょこちょこ。仕事直後に駆け込み状態へとへとで観始めたからかもしれませんが(苦笑)

最後は盛り上げすぎないところが好感触でした。
折角手紙検閲の仕事から解放されたというのに、東西ドイツ統一後も…ダイレクトメール?の投函の仕事とは…一時は将来も嘱望された有能な人材だというのに…泣ける。
東西ドイツ統一後にドライマンが盗聴資料を閲覧し、監視員ヴィースラーの存在を知った際に直接面会して挨拶でもするのかと思ったのですけれど、そうではないところがよかった。
ヴィースラーがあえて無かった事にしているから、ドライマンのほうでもあえて知らないふりをする。でも最大級の感謝の気持ちを込めて文章をしたため、本人にのみわかる形で謝辞として冒頭に示す。ひかえめでさりげない。
最後の書店員の「プレゼントですか?」という問いに、「これは私の本だ」という言葉が実にさりげないけれどぐっと来ました。

しかし国家主体の犯罪行為って本当に怖いですね…アメリカCIAなんて公然の秘密だし。

日本公開日:2007/02/10 

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【ストーリー】
1984年、壁崩壊前の東ベルリン。国家保安省(シュタージ)の局員ヴィースラー大尉は国家に忠誠を誓う真面目で優秀な男。ある日彼は、反体制的疑いのある劇作家ドライマンとその同棲相手の舞台女優クリスタを監視し、反体制の証拠を掴むよう命じられる。さっそくドライマンのアパートには盗聴器が仕掛けられ、ヴィースラーは徹底した監視を開始する。しかし、音楽や文学を語り合い、深く愛し合う彼らの世界にヴィースラーは知らず知らずのうちに共鳴していくのだった。そして、ドライマンがピアノで弾いた“善き人のためのソナタ”という曲を耳にした時、ヴィースラーの心は激しく揺さぶられてしまうのだったが…。

【スタッフ・キャスト・他情報】


(2007,04,14)/(中・感想)

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原題:Das Leben der Anderen ベートーヴェンのピアノソナタ「熱情」を愛した男レーニン、だがロシア革命の指導者たる彼にとって、善き人になるためのソナタなど聴くことは叶わない・・・ 1984年はベルリンの壁崩壊の5年前、旧東ドイツの国家保安省シュタ?...
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* KINTYRE’SDIARY * 2007/02/21(水) 07:27:57
 
 
 
 
 
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