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▲夏物語

2007/03/01  (木) 17:55| 映画感想編集

あの夏の日に帰りたい…君と過ごした一瞬の夏。

夏物語 プレミアムBOX 3枚組
お薦め度:★★☆
このカップル…いやこの女性に全く共感できませんでした。
とにかく延々と少女漫画のごとく田舎の避暑地での微笑ましい恋愛風味シチュエーションの垂れ流し。私は恋愛映画好きじゃないので…イ・ビョンホンさんじゃなかったらそもそも興味の範疇外だったからなあ。

彼女の何ゆえか村の人々に微妙に疎外されているのかは最後まで明かさることはありません(これが一番の要になっているわけなのですが)この辺はああ、流石に韓国という国ならではの問題なのだろうな、と思います。

…以下ネタバレ。配慮なしです…。


ただ良くわからないのは何故父親は娘を置いて北朝鮮に行ってしまったのか、です。アポロ号が月に着陸していた頃(1969年7月20日)、日本でも学生運動華やかなりし時代。北朝鮮は夢のような国で誰しも平等で平和に暮らせる楽園である、という噂がごく一部ではありますが流布していたことは知っていますから、あるいは父親がそれを信じて北へ行ったというのも理解できないことでは有りません。しかし、彼女は韓国の農村に一人残った(残された?)。批判を受けることを承知の上で。

加えて、何故彼女はソギョンにそのことを明かさなかったのでしょう。「父親が犯罪者だ」と告白するのに等しく、言いにくいことだということは判りますが、それでも村にいた時から過去に何らかの確執があったことは容易に知れることですし。誰も自分のことを知らない都会に行けばばれないから、言わなかったのでしょうか?

学生運動に巻き込まれ逮捕された後ソギュンも「彼女を守るため」に彼女をただの顔見知りだと主張したのだと述べていますが、私にはどう観ても己が保身のためにそうしたしか思えません。仮にお互いを知っている・恋人だ、と主張したとしたらソギュンが同罪になることは想像に難くありません。知らないと言い張ったことでソギュンは(父親の口利きで)証拠不十分で釈放されました。でもどちらにしても彼女は投獄されています。もっと酷い拷問を受けるとか、もっと酷い刑罰が下った可能性はあの作品の中では示唆されていたように思えません。それとも韓国人なら説明しなくても判ること?

そして、私が最も理解不能なのは駅で失踪することです。おそらく脚本家の意図としては「これ以上彼に迷惑をかけたくない」という気持ちから彼の元から姿を消した…といいたいのでしょうけれど。

迷惑という意味では既にとっくに迷惑かかっています。でもソギュンはそれを迷惑とは思わず、むしろ出所してくるまで彼女を辛抱強く待ち続けてくれた。世間からの避難があるだろうことも承知で一緒に生涯を送ろうと決心してくれた。(…の割には無計画に目的も決めずに駅に行くってどうかと思うんだけど)
そういった数々のデメリットを承知で待っていた相手に対して「迷惑だから」と勝手に解釈して失踪するって一体どういった了見なのか?

私には『嫌われ松子の一生』のあるシーンを思い起こさせました。
「迷惑だから」「彼にはもっと幸せな生活を」と思ってしたことは結局ソギュンを何十年も苦しめることになっています。そんなの美しいことでもなんでもない、哀しくてばかばかしいことです。
結局この二人は完全に相手のことを理解することもなく永遠の恋へすりかわってしまったのだなあと感じます。お互いに、互いを思いあう強い感情は認めることが出来ますが思うことと互いの願いや望みを理解することは出来なかったのだな、と。

相手を思いやってしてあげたことが、結果その人の幸福に結びつくとは完全に言い切れないことは百も承知ですが、それにしてもこれはあんまりなことです。

例えばこれが金満家の父親を持つ男と、共産主義の父親の娘という立場を浮き彫りにしてくれれば「ロミオとジュリエット」のような思想や立場の絡んだ深みが出たと思うのですけれど…。個人的に。

日本公開日:2007/01/27 

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【ストーリー】
60歳を超えた今も独身を貫き通す元大学教授ユン・ソギョンのもとに、テレビ局のスタッフからある番組企画が持ちかけられる。それは、教授の初恋の女性を探すというもの。どうにかソギョンの了承を得て、取材を開始したスタッフは、やがて、大学生だったソギョンのあまりにも美しく悲しい初恋の物語を知るのだった。
【原作・ノベライズ】
夏物語
チョ グンシク キム ウニ 集英社


【スタッフ・キャスト・他情報】


(2007,02,11)/(中・感想)

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