守護神【スポンサー広告】【映画感想】
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▲守護神

2007/03/29  (木) 23:01| 映画感想編集

命の数だけ、ドラマがある。涙の数だけ、奇跡がある。

守護神
お薦め度:★★★☆
あ、「守護神」ってそこにかかるのね…。
肺活量が高いことや早く泳げることは確かに必要なことではあるけれど、水泳の能力が即、海難救助の能力に直結するのではないことをこの作品は教えてくれます。
海難救助隊のことは何も分からない私ですが、端々において「ああ、確かにそんなものかもね」と納得できるようなシーンやエピソードが多く、かといって必要以上に語り過ぎず英雄譚に終始していない点に好感が持てました。


伝説のレスキュー・スイマー、ベン・ランドール。皆が賞賛するような救出劇をこなし、帰宅した彼を待ち受けていたのは別居する為に家財を運び出す妻ヘレン。彼が仕事人間であることを指して「重婚」というのは的確で面白い言い回しだなと思いました。

作品中で感情に昂じて口論するようなシーンはありませんが、却って彼らが今までいかに議論を尽くしてきたか、どうして別居・離婚の選択をしたのかが垣間見えるようでした。

彼女もベンが就いている仕事が人の命に関わる重大なことであることや、彼自身もこの仕事に誇りを持ち辞める気が無いことは承知でしょう。ベンもそういった自分の仕事に理解をもち帰宅すれば迎えてくれる女性がいたことは心の支えになってはずです。でもいつしかそういったことにも慣れ、本当の意味で感謝する気持ちは薄れていくものです。
私はつくづく奥さんは彼のことを愛していたのだな、と思うのです。好きだから別れる、って何だか逆説だけれど、本当に好きで愛していたら、毎回毎回危険な場所に行くことが耐えられないし、無事を祈りひたすら待つストレスは相当なものです。そんなことと何年も続けていたら精神的にまいってしまいます。

レスキュー隊員スクール、ジェイク・フィッシャー。当初は水泳の記録を鼻にかけた血気盛んな青年の様に描かれていますが、彼もまた心に傷を持ちそれを払拭しようと海難救助隊に志願した人間でした。
冗談のように語った「人を殺して、故郷にいられなくなったから」というセリフは彼にとってはあながち嘘ではない。法的に罪も無いことと、世間が見る目、あるいは自戒の念は必ずしも一致しません。

年齢も立場も全く違う二人ですが、プレッシャーを乗り越えようとする情熱は同じ。
予告からしてもっと師弟関係を終始ねっちり描かれるのかと思ったのですけれど、互いに理解するまではとても時間がかかるし、バックグラウンドもしっかり表現されていて「レスキュー隊員の英雄的ではない別の側面」を垣間見ることができる両作品でした。

また「死んでも守る」というキャッチフレーズも様々な意味に捉えることが出来るシーンが用意されていて唸らされました。被害に遭った人を救う為には第一に自分の安全の確保をしなくてはいけない、と終始強調しているこの映画の中だけに非常に重みをもったセリフでした。

守護神って見た後ですと適切ではないような気がするのですが、かと言って他に適切な単語も思い浮かばないし…原題どおり「ガーディアン」だったらそれはそれで何だかファンタジックな感じになってしまうし…タイトルって本当に難しいですね。

日本公開日:2007/02/10 

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【ストーリー】
荒れ狂う嵐のなか、悪夢と化した暗闇の海を、ただひたすら泳ぎ続ける一人のレスキュー・スイマーがいる。男の名は、ベン・ランドール。人命救助に命を捧げ、これまで数百人もの命を救ってきた彼は、その過酷さは軍隊をも凌ぐといわれるアメリカ沿岸警備隊(U.S. Coast Guard)に所属し、数々の栄誉ある勲章に輝いている伝説のレスキュー・スイマーである。だが、ある救出任務の際、彼は目の前で大切な相棒を失ってしまう。生存者はベンただ一人という最悪の結果に、心と身体に深い傷を負った彼は、現場の第一線を退くことを余儀なくされる。さらにベンを苦しめたのは、妻ヘレンが彼の元を去ったことだ。彼女はベンを愛しながらも、死と隣り合わせの任務を続ける夫を待ち続けることに疲れ果ててしまったのだ。重い心を引きずったまま、レスキュー隊員のエリートを育成する【Aスクール級学校】へ、ベンは教官として赴任する。


【スタッフ・キャスト・他情報】


(2006,11,18)/(中・感想)

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