パプリカ【スポンサー広告】【映画感想】
PICO*THEATRE分室ブログ
サイトブログパプリカ

▲スポンサーサイト

--/--/--  (--) --:--| スポンサー広告編集

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

▲パプリカ

2006/12/11  (月) 00:29| 映画感想編集

夢が犯されていく──。

パプリカ
お薦め度:★★★★☆
今までの今監督の作品からするとオシイ系に傾いてしまったかな?
といっても押井監督作品は哲学に近いけど、この映画は禅問答に近い感じ。

アニメアニメしてしまった(ってアニメーションなんだから当たり前なのだけど)ところが心残りではありますが、それは作品コンセプト自体が夢・妄想なのだから仕方がない。とは言うもののこれがアニメーションであることに一種の幸福感を覚えたのもまた事実です。

この突拍子のなさ加減、支離滅裂な感じはアニメでないとすんなり受け入れることが出来そうにありません。今となっては実写でも可能な表現ですが絶対「すげーCG。いくらかかってんだろう?」という下世話な方向に考えが走りそうです。

OPアンドスタッフクレジットが今回も凝っていて非常に楽しい。
夢の中の女性「パプリカ」が深夜の街を闊歩する様は、夢と言う概念の中の彼女の存在意味、そして敦子との関係をより理解することが出来て無駄がない。

“夢のテロリスト”を追跡するサスペンスへと話は流れていくのかと思いきや、同時進行で夢と妄想の世界ヘをいざなわれて行きます。

重度の誇大妄想患者のパレードの夢はとてつもなくて非常に楽しい。「夢」とは一体何なのか?誰もがその単語を知りながらその実態は抽象的概念でしかありません。同じ単語を使って会話を交わしても、個々の実態を共有することは不可能に近い。
この作品では当初、睡眠時に観る疑似体験・イメージを指していますが徐々に未来に抱く目標や期待感、焦燥感、妄想といったものにすりかわっています。
妄想のバレードに飲まれていく人々も己の願望(金だとか権力だとか)が表出していきます。

この非日常的状態をどう打破するのか。
理論としてはシンプルなのですがその表現が面白かった。【影には光、陰には陽、男には女、老人には子供…なるほどね。まるでイザナミのようでした。

今までの今監督の作品からするとちょっと癖がありまくりですが、私には非常に楽しめる作品でしたし、早口でよく理解出来なかったセリフも多かったので出来ればもう一度観たいと思います。

ついでといっては何ですがオイディプスとはこういう人物です。
会社の上司を死に追いやり、かつ体を預けた彼をして「お似合い」とはパプリカもよく言ったものです。

日本公開日:2006/11/25 

「パプリカ」の劇場検索

詳細情報は以下に。
ギャラリーで「パプリカ」を検索
「パプリカ」の「PICO*THEATRE」館内データページ


【ストーリー】
事件は最新型サイコセラピー機器“DCミニ”が盗まれたことから始まる。DCミニは、頭部に装着するだけで互いの夢を共有できる、画期的なモバイル・ユニットだが、悪用されれば人格を破壊できるほどの威力を持っている。やがて敦子が危惧した通り、一人また一人と、周囲の人々が奇怪な夢に精神を侵され、異常な言動にかられていった。いったい“夢のテロリスト”の正体は何者か? その目的は? 謎を解明すべく、たったひとり、狂ったイメージが氾濫する夢の中へと飛び込んでいくパプリカ。だが彼女を待っていたのは、ぞっとするようなおぞましい罠だった。しかも戦いは、夢の外へと拡大し、夢の中にしか存在しえないイメージが現実の世界に実体化し始めるという事態へとエスカレートしていった。 果たして世界そのものの歯車が狂い始めたのか、それともこれは永遠に覚めない夢の牢獄なのか!?物語は驚くべき結末へと突き進んでいく!!
【原作・ノベライズ】
パプリカ
筒井 康隆 新潮社


【スタッフ・キャスト・他情報】


(2006,11,08)/(中・感想)

【関連商品】
押井哲学
哲学といっても押井とはまたちょっと違った感じでしたけれどね。
久しぶりにいい「アニメ」でした!
2006/12/16(土) 16:56:47 * * ピコシアタ #XAjl2.RA[編集]
パプリカ
ミクシィの足跡から来ました。パプリカは、押井哲学に通じるものがありますね。「アニメ」としては、面白かったですね!
2006/12/12(火) 00:37:45 * * くねくね #-[編集]
コメントありがとうございます
ミッチー様>
この作品をイマイチといってしまうと、世の作品の八割はイマイチ以下なのでそうはいえないのですが、今監督にしてはオタクテイスト満載感が惜しい感じですね。
いや好きなんですがオタクだから。
でも万人には薦めにくいです。
2006/12/11(月) 17:01:32 * * ピコシアタ #XAjl2.RA[編集]
今敏
彼は処女作のパーフェクトブルーのあのスタイルが良いんでしょうね。
畳み掛けてって
2006/12/11(月) 03:14:59 * * ミッチー #-[編集]

トラックバック
この記事へのトラックバックURL
この記事へのトラックバック
筒井康隆の同名小説を「千年女優」や「東京ゴッドファーザーズ」などで知られる 今敏監督がアニメ映画化したSFサイコ・サスペンス。 夢に入り込み、夢を犯すテロリストに立ち向かう 夢探偵「パプリカ」の活躍を描いています。 ファンタジックかつサイケデリックな世界をイ
* 噂の情報屋 * 2007/03/28(水) 20:36:36
そんなにアニメに詳しい私ではないのだけれども、この作品、『パプリカ』に関しては、頭の先からツメの先まで、完全に魅了されてしまいました。アニメと言っても、子供向けにターゲットを絞った明るいイメージの絵では全くなく。大人しか楽しめない、だけどどこか子供心に..
* レザボアCATs * 2006/12/15(金) 02:20:25
アニメだからこそ可能なめくるめく悪夢世界が圧倒的。精神医療研究所に勤務しているサイコ・セラピストの千葉敦子は、所長からの依頼で極秘の治療を行っていた。筒井康隆著の原作小説を確か以前読んだ覚えがある。夢の中に入り込むという設定にワクワクして、前半はとても面
* かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY * 2006/12/15(金) 00:40:57
■ちひろ 今週もレディースディで出かけました。久々にアニメを観たけど、まだ続いて欲しいほどおもしろかった!!映像がとっても細かくてきれい。一瞬、千と千尋を思い出すような映像だけど、細かく描かれているし、色合いもキレイ。林原さんの声もマッ
* スロウ スロウ ゴー スロウ * 2006/11/29(水) 18:08:29
 
 
 
 
 
検索一覧
詳細検索
ブログランキング
ブログピープル
フリーエリア
ブロとも申請フォーム
 
 
 
 
ブログ内検索
最近の記事
カテゴリー
RSSフィード
検索条件一覧
 
 
 
 
 
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。