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▲切り裂きジャック

2006/10/24  (火) 00:10| 簡単書評編集

切り裂きジャック読了するのに二週間もかかってしまいました。これが…実になんとも読みにくい上に面白味に欠けている書物でした。
犯罪史上最も有名な未解決殺人事件『切り裂きジャック』。過去にも様々な犯人説があがっていましたが、この本では現代科学を持って真犯人を発見したということで非常に興味を引かれて手に取って見ました。 この著書の作者パトリシア・コーンウェル女史は切り裂きジャックを当時の画家ウコルター・リチャード・シッカートだと断じ、現代科学を持ってその真相を解明したと言っています。しかし、その内容といえば当時警察著や新聞社に数多く寄せられた自称切り裂きジャックの手紙の一部が彼が書いた者だと言う可能性が高いということを示すだけに留まり、あとはシッカートの半生と知人に宛てた手紙からの人物像のあて推量。

数ある手がかりの中から犯人を絞っていると言うよりも、最初からシッカートを犯人だと決め込み過去に性的虐待体験(トラウマ)が原因だの、自分勝手な性格だったから精神病質者だっただの、画家だから筆跡を変える事が可能だった等々。とても科学的根拠とは言いがたいものが有ります。
さらに犯罪発生当時のアリバイ等になると、曖昧なら曖昧で有頂天に決め付けるし、あればあるで偽装できたという結論になるし、正直滅茶苦茶です。

調書に対する言及も都合のいいとことだけ特記し、推理とあわないところは「おそらく調査ミスだろう」と言ってしまったらきりが無い。100年以上の昔の話ともなれば、事件現場や証拠の処理が今とは比べ物にならないほどお粗末なのは仕方が無いことで、「今ならば云々」と当時を批判口調で論じるのにも辟易。

そもそも百通以上に及ぶ様々な「切り裂きジャックの手紙」が全てシッカートが書いたものだとは思い難いものがあります。最近ではジョンベネ事件のジョン・マーク・カー容疑者の様に、余りにもその手の事件に夢中になる余りに自分がやったものだと本気で思う人もいるほどなのですから、世間の注目の事件ともなれば何割かは偽者だと考えてもおかしくないと思います。

450ページを28の章に分けているのですが、殺人事件の被害者について、事件の調書について、シッカートの半生及び画家としての歴史を行きつ戻りつしながら書いていますし章のタイトルも曖昧で、後であの被害者について調べたいと思ってもどこの章を参照すればいいのかまったくわからない。


切り裂きジャック・百年の孤独
実際にあった事件だとは言うものの『切り裂きジャック』は殆ど都市伝説に近い物へと昇華してしまい、数々の説や事件を基にして小説が出ています。(個人的に一番好きなのは『切り裂きジャック・百年の孤独』は発想が面白くて好き。
小説であるのならば、このような新説も関心を持って読み進めることが出来るのですが「これをもって本当の犯人です」とされるのは作者のエゴのようなものを感じてしまい面白味にかけます。(コーンウェル女史からすれば、そうとうに真剣なようですから「面白くなくて何が悪い!」と叱られそうですけど…)

とりあえず役に立ったのは、当時のイギリスの居住環境や、被害者の生い立ち、現場の状況等がかなり詳しく説明されている点でしょうか。
この本を読むまでしらなかったのですが、映画『フロム・ヘル』のフレデリック・アバーライン警部って実際に切り裂きジャックの捜査担当主任だったのですね。もちろんあんなジャンキーではなくて(苦笑)、几帳面で忍耐強く誠実で部下に尊敬される人物…とまあベタ褒め。そんなに褒めてもらうと嬉しいなあ、ニヤニヤ…って別にジョニーさんが褒められているわけではないのですが。

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