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2006/04/14  (金) 00:39| 映画感想編集

カート・コバーンに捧ぐ――
伝説のロックアーティストの最期の2日間


ラストデイズお薦め度:.★★★.
メタリカ:真実の瞬間』とは、対極に位置したようなロックスターの映画。

いやはや…。映画として観るならこれははっきり言ってあまりオススメはできない作品です。観る人をここまでほっぽっとく映画もなかなかないですね。
この監督の映画を見るのは随分と久しぶりなのですが、そういやこんな作品撮る人だったなあ…と思い出しました。

内容としては、自殺したロックスターの最後の二日間を追ったもの…なのですが、そこに至るまでの状況説明、人間関係、内面描写など、そういったものが一切なく、ただ主人公の行動がスケッチ風にえんえんと描かれているだけなのです。

そして主人公も精神病み気味のため、その行動は支離滅裂で一貫性もなく、きわめて不可解です。そこには物語らしい物語はありません。
物語は観客に委ねられ、この映画のおもしろさは観客の腕にかかっている…そんな映画でしたよ。しかしそんな映画ははっきり言ってツライ…。

相当に観る人を選びます。
観るべき人はこの主人公のモデルとされるニルヴァーナのフロントマン、カート・コバーンのファンたちです。この人々(私も含めて)にはこの映画は特別な意味があります。

(以下はファンの人向けのコメント)
モデルとは言ってるものの、内容はあからさまにカート本人を意図していて(それは監督本人も明言しています)その似せっぷりはものすごいものがあります…。
もうここでファンは涙にくれること請け合いです。だって動いてるカートですよ!(いや違うんだけどさ)思わず反射行動で感動してしまいます。

本人を描いたのではなく、モデルであるのは、これがドキュメントではなく、あくまで監督の想像の二日間であるからです。
実際のカートはリハビリ施設を脱走して行方不明となり、その後猟銃自殺をしているところを発見されています。その間の行動は今もって不明のままです。永遠に明かされることはない、それゆえに私達が考え続ける二日間の出来事。事実とは違うとわかっていても、あまりにもカートを思わせる要素がそこにはあって、私達は否応なくカートの死と言う悲劇にもう一度向き合う。

どうしようもない閉塞感の中で苛立ち、怯え、疲弊し、それを打破しようともせずただ無気力に過ごす彼が、徐々に擦り切れていく姿には胸蓋がれます。
私達はそれを観て、もう一度カートのことを考える。彼のいた日々を懐かしむ為ではなく、死の理由を、彼の苦しみを理解したいと願いながら。

これはそんな映画なのです。少なくともファンにとっては。

そんな風に思いを巡らしたところで、彼の不在には変わりはないのですが。でも巡らさずにはいられないほど、私達は今も彼と彼の音楽を愛してやまない。彼にとっては、周りから求められたロックスターの役割が耐え難い重荷、苦しみであり、そしてそこから逃げるように死を選んでしまっても、(カートには皮肉この上ないかも知れないけれども)彼はやはりカリスマのままです。(ああでもそう思っているのは何よりカート本人かもしれませんが、どんなにかこの世で幸せになって欲しかったことかチクショウ!(涙))

私達の愛が彼にとっては喜びではなかったと言うことは、私をひどく打ちのめしますが、今となってはせめて、そこから解き放たれた彼の魂が安らかでありますようにと願うばかりです。

…以上師匠の感想でした。

日本公開日:2006/03/18 

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詳細情報は以下に。
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「ラストデイズ」の「PICO*THEATRE」館内データページ


【スタッフ・キャスト・他情報】
【ストーリー】
1994年4月5日。伝説のロックバンド“ニルヴァーナ”のカート・コバーンが自ら命を絶った。カートの死の直線、偶然にも親友リヴァー・フェニックスの死を経験していたガス・ヴァン・サントが、二人の突然の死に大きな衝撃を受けた。カートの“誰も知らない最期の日々”に思いを馳せ、伝説のロックアーティストの最期の2日間を詩的で美しい映像をもって追想した。彼は最期の日々をどう過ごしたのだろうか・・・。
【原作・ノベライズ】
ロックバンド“ニルヴァーナ”のカート・コバーン最期の二日間

公式サイト:〔日本公式サイト〕 〔アメリカ公式サイト〕 〔フランス公式サイト
原作:ロックバンド“ニルヴァーナ”のカート・コバーン最期の二日間
原題:Last Days
監督:ガス・ヴァン・サント/
出演:マイケル・ピット/ルーカス・ハース/アーシア・アルジェント/キム・ゴードン/ハーモニー・コリン/リッキー・ジェイ/

製作:ダニー・ウルフ/
脚本:ガス・ヴァン・サント/
撮影:ハリス・サヴィデス/
美術:調査中
音楽:サーストン・ムーア/
衣装:調査中

日本公開日:2006/03/18
製作国:アメリカ
時間:97分
製作年:2005
ジャンル:音楽/ドラマ/
製作/配給:エラファント・ピクチャーズ
備忘録:-

(2006,04,13)/(中・感想)


【関連商品】
コメントをお寄せくださってありがとうございます。
ご指摘の通り、この作品は評価がはなはだ微妙です・・・。
映画としても一般向けではないし、ファンが見てもちょっと解釈に困るような内容で
す。
監督の作風が裏目に出るような題材だったかな、と感じました。

いっそドキュメント風であれば、少なくともファンは同じ感情を共有出来て
もう少し盛り上がれたかな、とは思いますがそれは監督の意図ではないようですし。
それよりはむしろ自分の中にあるNIRVANA、そしてカートという存在と
改めて向き合うような、きわめて個人的な体験、という感じでした。
久しぶりにカートのことばかり考えていました。
人それぞれに、彼に対する思いが違うのと同じように、
観る人によって感じることはまるきり違う映画だと思います。

公開初日に満席の劇場で鑑賞しましたが、
開演前は熱心なトークをしていた観客たちが、
終了後は皆さん結構ポカーンとしていたのが印象的でした。
2006/04/17(月) 23:57:19 * * ピコシアタ #XAjl2.RA[編集]
個人的には好きな映画ですが、NIRVANA好きの友人でもおすすめできないですね。
2006/04/14(金) 11:19:28 * * #-[編集]
こんばんは
映画単体としては確かに微妙ですよね、NIRVANAファンとしても必ずしも満足できるものでもないように思います。
ガス・ヴァン・サントの三部作最終章と考えれば納得はできますが、正直物足りなかったです。
2006/04/14(金) 00:29:30 * * lin #XHLKTYlo[編集]

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「ラストデイズ」★★★マイケル・ピット ルーカス・ハース 主演ガス・ヴァン・サント 監督深い森をあてもなく歩く男、たどり着いた大きな家は彼の家で取り巻きが居候している。彼らは同じ部屋にいても主人公は積極的に関わらず何を考え、どうしたいの...
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