雪に願うこと【スポンサー広告】【映画感想】
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▲雪に願うこと

2006/06/26  (月) 23:42| 映画感想編集

すべてを失った時、あなたに、戻る場所はありますか?
雪に願うこと プレミアム・エディションお薦め度:.★★★★.
同じ馬業界をテーマにしても『夢駆ける馬ドリーマー』とはこんなにも違う。
…と愚痴はたらしてみますが、実際のところ目指しているものが全く違うので、仕方が無いのですが。「馬」そのものにフューチャーしているのは『夢駆ける馬ドリーマー』のはずなのに…。

あまりなじみが無いと思いますが輓曳競馬とは1t近くある橇を重量級の馬が引いて行うレースのことです。地方競馬も赤字経営に喘いでいる昨今、この輓曳競馬も決して盛況とはいえない状況です。
主人公・矢崎学は東京で経営していたネット販売会社を倒産させてしまう。
スリムで美しいサレブレッドに比べるとどうしても華やかさに欠け泥臭いイメージの付きまとうこの輓曳競馬業界で物語は進展していきます。

この映画、馬は全く演技しません「馬」は「馬」であってそれ以上でもそれ以下でもない。
正直最初は余り馬自体に視点が行かないことに少々不満を感じましたが、競馬を生業にしているからといって常に100%馬のことばかり考えているわけじゃない。馬主にも、厩務員にも、騎手にも、そして馬にもそれぞれの生き方がある。
馬はペットじゃない。「癒し」とは違う、かといって「経済動物」という言葉でも片付けることが出来ない「人間ではない者」。
競馬に携わるものは、馬を養っているけれど、馬に養ってもらっている。「人は殴るけれど馬は殴らない」というセリフが出てきますが、これって実に象徴的です。この微妙な距離感が良く出ているなと思いました。

100万円を稼ぐことの出来ない馬が馬肉行きです。それをセンチメンタリズムで停めることは決して出来ない。努力してもダメな時はダメ。シビアかもしれない。だけど、人間社会だってそうなのです。でも、ダメだといわれてももう一度頑張ってみよう、チャンスがあるのなら逃げたりせずに努力をしてみよう。

東京が駄目なら北海道でいいじゃないか。そういう話ではなかったのです。それでは逃げていることとなんら変わらない。「逃げるな」と、この作品はそう言っています。(この作品では、ということですけどね。転職や田舎暮らしを否定しているわけじゃないですよ)

作品の中で何か表面的に劇的に変わったものがあるか?何もありません。
ドラマチックにウンリュウが復活したかどうか、その点に関して明確な描写はありません。
主人公はそれを確認することなく東京へと戻っていきます。厩舎の上に雪玉を乗せて。
彼は何を神様にお願いしたのでしょう。ウンリュウの勝利か、自分の再起か、それともまた…

日本の映画って余りにもニュアンスに過ぎるところが有って私は余り好きではないのですが、これがその点が非常に上手く作用していると思いました。
…ま、私が馬が好きでその中でも脚のでっかい馬がことのほか好きというのも有るのですけどね。

日本公開日:2006/05/20 

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詳細情報は以下に。
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「雪に願うこと」の「PICO*THEATRE」館内データページ


【スタッフ・キャスト・他情報】
【ストーリー】
東京でのビジネスで成功を垣間見た主人公・矢崎学はバブル崩壊後の日本経済の中、経営していたネット販売会社を倒産させてしまう。妻からも絶縁され派手な生活も、友からの信頼も、すべてを無くし行き場を失った学は、ふるさとである北海道・帯広に戻るしかなかった。そこには、北海道特有のソリを曳く競馬"ばんえい競馬"の厩舎を細々と運営する兄・威夫がいた。兄の厩舎で個性あふれる仲間たちと馬と共に寝起きする生活。厳しいながらもいのちに囲まれ、地に足をつけた暮らしの中で、学は自分の弱さを直視し、再生へのきっかけを掴んでいく。
【原作・ノベライズ】
輓馬
鳴海 章 文藝春秋



公式サイト:〔日本公式サイト
原作:輓馬
鳴海 章 文藝春秋


原題:-
監督:根岸吉太郎/
出演:伊勢谷友介/佐藤浩市/小泉今日子/吹石一恵/山崎努/草笛光子/椎名桔平/でんでん/山本浩司/岡本竜汰/出口哲也/小澤征悦/津川雅彦/

製作:若杉正明/
脚本:加藤正人/
撮影:町田博/
美術:小川富美夫/
音楽:調査中
衣装:小川久美子/

日本公開日:2006/05/20
製作国:日本
時間:112分
製作年:2005
ジャンル:ドラマ/スポーツ/
製作/配給:ビターズエンド
備忘録:-

(2006,06,26)/(中・感想)

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