阿修羅城の瞳【スポンサー広告】【映画感想】
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▲阿修羅城の瞳

2005/04/26  (火) 23:55| 映画感想編集

阿修羅城の瞳
阿修羅目覚める時、逆しまの天空に不落の城浮かび、現し世は魔界に還る――

阿修羅城の瞳お薦め度:.★★☆.
思った以上に平凡な作品。
元ネタは劇団新感線の同名舞台であると聞いていて、それを意識しすぎたせいかもしれませんが、『オペラ座の怪人』に引き続きいまいち映画用に再構成されていない印象…悪い意味で舞台的で映画ではあまり意味が無いところが多々あった。

例えば【つばきが阿修羅】になるところとか、舞台では確かにでかい虚像になった方がインパクトあるとおもうけど、映画はアップにできるから余り意味がないのよ…。最初から衣装ゴージャスアップで登場してもいいんですよ。そういうのが金の無駄遣いだってば。

冒頭の派手なランチキ騒ぎは結構派手で楽しめましたが(しかしこれも舞台的だなあ)ここで「鬼御門」が登場するも、鬼達が人間の中に人がまぎれているというよりも、そこ一帯が全て鬼と言うのはつかみ所がない。

人間の姿を借りて鬼数匹が跋扈しているのなら恐ろしい形相で鬼を切り殺す病葉が「この鬼御門、鬼しか切らないはずではあるがこんな状態ではいつ人間の自分達が切られるか知れやしない」という畏怖というか、彼のアウトサイダーぶりを見せてもらえると、その後の「人間を切ってしまった」という苦悩と葛藤が生かせたと思うんだけど。

鬼が単純に「悪」と定義づけされているのも舞台的)人間の敵と思われているもの(=鬼)でも人と変わらない感情を持っているのですよ、的な描写が少しあったので、おっとこの辺は映画としてのエッセンスを加えたのかと期待したのですが、そのまま流れていきました。がっかり。単純に悪と定義するなら、もっと人間に仇なす存在であることを説明してくれないと。

病葉は「傾奇者」として瀕死の場であっても減らず口を叩くところはイメージとしては正しいのですが、今一歩どんな場であっても見栄を切る、という必死が無い分、凡庸でした。

冒頭の舞台から降りて化粧を半面だけ落として鏡越しに違う表情を見せる、という演出は映画ならではで面白いな、とは感じましたが、それがどう生かされているのか…表面ヘラヘラしているようで実は暗い面を持っている…という印象も無かったし。

あと縁の糸。いきなりこんなものが出てきたのは正直びっくりした。彼がそんなあやかしの術を使えるような人間にはとても見えなかったし、こんなけったいな秘術は後にも先にもこの術だけですし。

つばきは可愛かったです。いっそあのままでいて欲しかったなあ。阿修羅になったらしょぼかった。冒頭の「義賊」が一体何の意味があっての設定なのか理解に苦しみます。(ここの逃亡シーンも闇雲に長い。多分舞台だとここを利用して舞台セットを変更するのではないだろうか)普通の人以上に人情を持っているって言うこと?ただ橋の下で病葉と会う為だとしたら…うーん、一つの状況・演出の為に設定をいちいちつけているのが凡庸。
それから彼女が失った記憶の縁とする「椿の簪」も何ゆえ椿なのか…。

こうして考えると映画と舞台の違いって、基本的には実際の役者が演じるかスクリーンかということだと思っていましたが、舞台のストーリーって意外にシンプルなつくりになっているのですね。舞台なら結構たのしめたかしら。

起承転まではそこそこ観れるのですが、結が私的にとてもありきたりでいまいちでした。最後のクライマックスだというのに、阿修羅の殺陣がいただけないことこの上ない。そりゃあんなフリフリ衣装では上手く立ち回れないでしょうが、それこそエンタメ映画の見せ所でもっとCGだのワイヤーアクションだのを入れてくればいいのに。

一応褒める気持ちで行ったにも関わらず、がっかりな出来でした。邦画のCGのちゃちさは言うまでもないので今更。

日本公開日:2005/04/16 

「阿修羅城の瞳」の劇場検索

詳細情報は以下に。
ギャラリーで「阿修羅城の瞳」を検索
「阿修羅城の瞳」の「PICO*THEATRE」館内データページ


【スタッフ・キャスト・他情報】
【ストーリー】
時は文化文政。一見平和に見えるその裏で、人の世を滅ぼさんとする鬼たちが跋扈する巨大都市・江戸。
鬼を祓うためにつくられた組織「鬼御門」の副長・病葉出門は、「鬼殺し」と怖れられる腕利きだったが、5年前のある事件を境にそれまでの一切を捨て、今では舞台役者として人気を集めていた。
ある日、出門は謎の女・つばきと出会い、一目で恋におちる。しかし、つばきは、自らも知らない、驚くべき悲しい宿命を背負っていた。
【原作・ノベライズ】
中島かずき製作舞台
阿修羅城の瞳 映画版(2005) & 舞台版(2003) ツインパック
市川染五郎 宮沢りえ 樋口可南子 小日向文世 内藤剛志 渡部篤郎 滝田洋二郎



公式サイト:〔日本
原作:中島かずき製作舞台
阿修羅城の瞳 映画版(2005) & 舞台版(2003) ツインパック
市川染五郎 宮沢りえ 樋口可南子 小日向文世 内藤剛志 渡部篤郎 滝田洋二郎


原題:-
監督:滝田洋二郎/
出演:市川染五郎/宮沢りえ/大倉孝二/皆川猿時/二反田雅澄/桑原和生/山田辰夫/螢雪次朗/樋口可南子/土屋久美子/

製作:宮島秀司/
脚本:戸田山雅司/川口晴/
撮影:柳島克己/
美術:林田裕至/
音楽:菅野よう子/
衣装:竹田団吾/

日本公開日:2005/04/16
製作国:日本/
時間:119分
製作年:2005
ジャンル:ホラー/ファンタジー/時代活劇/
製作/配給:松竹
備忘録:-

(2005,04,26)/(中・感想)


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コメントありがとうございます
TBありがとうございます。
確かに【  】になったあたりから急転直下つまらなくなり、魔界に入ったあたりからぐうぐう寝てしまいました。
チラシ撮影用の植物と合成したような姿だったらよかったのにな…。
2005/04/27(水) 23:20:13 * * かなで@管理人 #XAjl2.RA[編集]
TBさせてもらいました
評判イマイチなので期待しないで行ったら、意外と映画館が混んでいたし、楽しめました。と言っても主に前半部分のみ。りえちゃんが[   ]になったところは、あまりのことに言葉を失いました!これだから、ちゃちで困りますね~
2005/04/27(水) 22:53:46 * * ももママ #-[編集]

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今度こそ、今度こそ最後までいかせてくださいますか。確かにあの時は・・意味深な言葉を投げかける。江戸の町での舞台"阿修羅城の瞳"の映画化。 現世に魔界の王"阿修羅"を復活させる条件が、真実の恋にめぐり逢うこと、真実の恋に巡りあってしまうと鬼
阿修羅城の瞳久々に出会った当たり!の邦画かなり新感線風味に仕上がっているがホントにいい作品!これには正直マイッタぁまず、BGMがハマっています。インディア風、ロックそしてSTING。カッコ良すぎてやばいです衣装やセット。エフェクトは劇団☆新感線味がでまくりです舞
* Dazzling M * 2005/12/06(火) 19:20:16
阿修羅城の瞳劇団☆新感線の舞台の映画化なんだ。例によって、なにも知らずに見たんだケド、時代、ストーリーは、あたしのツボ。でも、愛を描きすぎでした。それから、セリフ回しは、違和感なかったんだケド、セット、SFXが、、、この手の映画では、その昔のバンダ....
* 猫姫じゃ * 2005/11/12(土) 03:27:20
まとまりと盛り上がりに欠け,最後まで入り込めなかった・・
* Akira's VOICE * 2005/05/12(木) 13:02:06
『バッド・エデュケーション』(2004/スペイン/ペドロ・アルモドバル) 『阿修羅城の瞳』(2005/日本/滝田洋二郎) Text By 鮫島 サメ子 鈴木清順監督ならずとも、「別嬪さん」と「色男」が出る映画はマコトに良いものです。つか、何が悲しくてカネ払って不細工見なくちゃい
* I N T R O+blog * 2005/05/07(土) 12:26:40
 血を浴びた肩の疼きに逆らえず 燃えて染まりて舞う椿かな・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・★★★☆ 2005 日本 監督:滝田洋二郎阿修羅目覚める時、逆しまの天空に不落の城浮かび、現し世は魔界に還る…前知識な
* 映画短歌・せんかいへき blog * 2005/05/05(木) 09:13:43
『阿修羅城の瞳』公式サイト『阿修羅城の瞳』を上映している映画館は?映画『阿修羅城の瞳』を観てきました。映画『阿修羅城の瞳』は、劇団☆新感線による舞台での『阿修羅城の瞳』をベースにして映画化された作品です。私は劇団☆新感線の舞台を一度も観たことがないのです
* EVERSMILE(エバースマイル) * 2005/04/30(土) 13:32:12
劇団☆新感線で上演され大ヒットした同名の舞台劇を映画化。予告を見て面白そうだったので「インファナル・アフェアⅢ 終極無間」 見たあと、続けざまに鑑賞。2005年日本製作のロマンス・アクション・時代劇、130分。あらすじ江戸時代・・・平穏そうな町にも人間の姿
* ひらりん的映画ブログ * 2005/04/27(水) 23:42:37
大阪の劇団・新感線の舞台を映画化した。ハリウッドとは一味ちがうエンターテイメントを目指し、主役は舞台と同じ市川染五郎がいい男ぶりを存分に見せる。{/face_heart/}監督 滝田洋二郎原作 中島かずき出演 市川染五郎、宮沢りえ、樋口可南子、小日向文世、渡部篤郎、内
* ももママの心のblog * 2005/04/27(水) 23:10:13
 「おもしれえ!面白すぎる!」と言う南北(小日向文世)が面白すぎた。 せをはやみ いはにせかるる たきがはの われてもすゑに あはむとぞおもふ・・・ 百人一首は苦手だが、苦手な人のために「“せ”で始まる句は一つしかないからこれを覚えておくといい」、という言葉
* ネタバレ映画館 * 2005/04/27(水) 00:49:10
 
 
 
 
 
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